読書感想文シリーズその1061「黎明国花伝 星読の姉妹」

「黎明国花伝 星読の姉妹」

喜咲冬子

富士見L文庫

2017年7月4日読了

角川書店による内容紹介]

http://www.kadokawa.co.jp/product/321602000609/

女でありながら武人の姉・スウェンと、知に秀でる妹・ルシェ。身体のどこかに浮く花の形の痣と、「星読の力」と呼ばれる予知能力を合わせ持つ女王が国を治める黎明国で、姉妹は二人ともが女王候補の資質を持ちながら、辺境の地で隠れ暮らしていた。しかし女王の陰謀で肉親を殺され、離ればなれに暮らすことを余儀なくされた姉妹は、苦しむ民のため女王と戦うことを決意する。荒廃した大地に立つ運命の姉妹のグランドロマン、開幕!

[読書感想文]

今時ここまでオーソドックスな設定と展開とはね.逆におもしろかったわ.もちろん既視感はハンパないけど,だからあまり気にならなかったのさ.ただ,尺が合ってないの.数巻のシリーズならいいけど,この内容を1巻におさめるのはムリだわ.おまけに,まさかのスロースタータだし.おかげで,このテの作品の予定調和に落ち着かせるために,途中からは急転直下の展開を繰り返さざるを得ず,あちこちタグやフラグだらけのままになっちゃって,深味に欠けたかも.でも,表記法自体を変えた諱と字の使い分けというアイデアには,光るものを感じたなぁ.